ヘンデル 作品1-13

ヘンデルのバイオリンソナタ、作品1-13はバイオリンを習ってる人には有名な曲ですが、大きな問題があります。
実は作品1の15曲の中で自筆譜が残っているのはこの13番だけなのですが、ヘルマン・ロートがこの自筆譜の最終楽章の3箇所、合計18小節が鉛筆で消されている事を確認していて、初版本、及びクリザンダー版でもこの18小節が落ちています。またオラトリオ「イェフタ(Jeptha)」のシンフォニアとして同様に短縮されたものが出版されてることから、ヘンデル自身が消した可能性があります。
 ただ、当時は出版社が勝手に校正したりとかも常時であったため、確定は難しいのですが、でもヘンデル自身もよく作品を書き直したりしていますので素人には分からないですねえ・・・汗
 この問題の18小節を含む演奏と含まない演奏を聴き比べた場合、どちらも完璧な作品に聴こえてしまいます・・・・(笑)
私の手元には1955年のベーレンライター版の序文しか無いのでそれから現在まで研究者の間でこの問題は結論がでたのでしょうか。どなたか情報を持っているかたが居ましたら教えてください。