計量記譜法(定量記譜法)の時代と現在の記譜法の対照表
計量記譜法の時代 | 現在の記譜法 | |||||
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名称 | 黒音符 | 白音符 | 休符 | 名称 | 音符 | 休符 |
マキシマ (maxima) |
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ロンガ (longa) |
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ブレヴィス (brevis) |
二全音符 | or | ||||
セミブレヴィス (semibrevis) |
全音符 | |||||
ミニマ (minima) |
2分音符 | |||||
セミミニマ (semiminima) |
or | 4分音符 | or | |||
フーサ(fusa) | or | or | 8分音符 | |||
セミフーサ (semifusa) |
16分音符 | |||||
32分音符 |
コメント
たびたびすみません。
ミニマ、セミミニマ、フーサ、セミフーサの符尾は上向きに書いた方が良いと思います。白符の時代に下向きの例が無いことは無いようですが、上向きの符尾が圧倒的に多いです。また中世末期のアルス・スブティリオールや後期トレチェントでは符尾を下向きにすると違う意味になります。
それから「定量記譜法」について。
古い本や古楽以外の人は mensura の訳として大抵「定量」という語を使っていますが、現在では mensural notation の訳として「計量記譜法」が浸透しつつあるようです。というかその方が適切な訳語であると認識する専門家が増えているようです。もちろん「定量」で間違いではないですが…。少なくとも現時点では…。
ご指摘ありがとうございました・・・・
早速画像を修正しました^^